Olympus PEN EE-3です。15年前くらいに買ったカメラだけど、発売時期は今から35年前の1973年で自分が生まれるちょっと前のカメラ。。今でも大事に保管してました。
当時、一世風靡したハーフサイズカメラのPENシリーズの内の一つ。PEN EEシリーズの中では後期(1973年)に製造されたモデルでPEN EE2の改良系モデル。
中でも、私の持っているEE-3は金属ボディ最後のカメラである。このカメラ、シャッター速度1/200秒でストロボ使用時は1/40秒になる。ピントは固定焦点式。ようは俗に言うバカチョンカメラと同じ。ピント合わせも要らないから誰でも簡単に撮れる。
露出計はセレン光電池サークルアイ式でISO25~400のフィルムまで対応している。
自分のこのEE-3のシャッターボタンの色は黒で、調べてみたらどうやらEE3の中でも後期型らしい。
金属ボディと言いつつも、シャッターボタンはプラスチック。
ハーフサイズカメラと言えば、Richoのオートハーフ、Canonのdemiが有名ですが、なぜだか分からんが、当時は何も考えずにオリンパスを買った。まぁそんなもんでしょ!?
Canonユーザの自分としては、最近、DEMIシリーズが気になる。中古品を探してみるか!特に、『デミEE17』あたりがいいな・・・、いや、やっぱり オリンパス『PEN F』あたりも気になる。
今までいろんなデジカメを買っては捨てていたけど、このハーフサイズカメラは捨てられずにいる。それほど愛着がある。いつもお世話になっている中古カメラ屋で見せたことがあって、『要らないなら、9000円で買い取るよ!』と言ってた。これは高買取!自分で言うのもなんだけど、それほど保存状態は良いです。金属部分にスレや傷もないし、セレン光もちゃんと機能しているし。『おじさんありがとう!申し訳ないけど、これは売れません。』と・・・。『じゃ、大事にしろよ!!』と言われた。
このカメラはハーフサイズなので、35mmフィルム1コマで2枚撮れます。高校生だった時分、フィルム買うのにも躊躇していたけど、12枚撮り買えば24枚撮れるし何か得した気分だったのを覚えている。
プリント代は2倍かかるけど・・・
このカメラの面白いところは、やはりハーフであること。
上記記載したように、35mmフィルム1コマで2枚を縦に撮る。当然、ファインダーも縦である。24×18というサイズでなのだが、24×17と言っている人もいる。自分のEE3はどうかとノギスで測ると、24×17.2でした(笑)
あと、露出不足なときは、ファインダー内下から「赤いベロ」がニョキと現れ、ロックがかかりシャッターボタンが切れません。
最近は、フィルム性能も格段に上がっていて、拡大してL判にされても全く遜色なく綺麗に仕上がる。
ハーフサイズカメラは、何と言っても持ち運び易さですね。カバンにしのばせて、ちょっと撮りたい時に撮る。何気にズボンのポケットにも入ったりするし、軽いし子供でも女性でも
嬉しい大きさだと思います。最近自分は、1kg以上はある重い一眼レフばっかりだけど、今回暇あって、モルトも綺麗に張り替えたので、たまにPEN EE3でも持って気軽に散歩して撮りたいと思う。
発売年月 : 1973年5月
レンズ : D Zuiko 28mm F3.5/3群4枚
シャッター : オリンパス2速自動切り替え1/40.1/200秒
焦点調節 : 固定焦点(3.2m)
露出計 : セレン光電池サークルアイ式ASA25~400
大きさ : 108x66x47mm 335g
当時発売価格 : 12800円
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