やっと重い腰をあげて、『Canon FX』復活。
※復活と言っても乾燥保管庫から出して磨いただけだけど。
大学時代、カシオQV-10が発売購入して以来、使わなくなった一眼レフカメラだが十数年ぶりに復活。
改めて重さ1kg弱あるずっしりしたカメラを手にとる。重い・・・。
この一眼レフ、製造販売時期が1964年ものなので大学当時でも、自分にとっては骨董扱いのカメラでした。
さすがに保管状態があまり良くなかったのか、”FL50mm f1.8”レンズは目も覆いたくなるほどのカビや埃混入で廃棄。レストアしようとしたが、やる気が失せるし、アトムレンズ(放射能レンズ)とも言われていたレンズだし・・・。で、中古屋を物色して見つけたのが、『Canon FL50mm f1.4』。見た目は超綺麗だがレンズ内部に目をよーく凝らしてやると、何点かほど埃混入だが、実写には影響ないレベルなので8000円で購入(キャップなし・・・)。
このCanon FX、シャッター速度に連動する外光式露出計(CdS露出計)搭載で、撮影するのにちょっと面倒である。
今でこそデジタルの恩啓もあり、AFやらTTL測光やらで被写体を見つければバシバシ撮れる!
だが私のFXの撮影手順は以下のような感じです。
・アーサ感度を設定 ※基本入れたフィルムのISO値と同じ
・露出計スイッチをON(水銀電池必須→LR9を代用)
・露出計感度スイッチをHigh(屋内)またはLow(屋外)につまみで切り替え。
・シャッター速度つまみで、使う速度に設定する。
・被写体にカメラ(CdS素子部)を向けて、露出計感度設定スイッチ横の小さな窓から表示される露出計指針の値を読み取る。
・読み取った値で、その絞り値にレンズ絞り環を合わせる。
・露出計スイッチをOFF。
・ファインダー覗いて、ピントを合わせる。
・シャッターを切る。
・フィルムを手動で送る。
と、えらい面倒くさいのだが、撮れる写真は味があってよいし、シャッター音もシャキーンと金属音とぜんまい仕掛けな音がたまらない。
今後も、メインはデジタルだが、たまにフィルム入れて撮ってみよ。
最近のコメント